【Q&A】造り手に質問してみた ~ゼロからの挑戦でした~

今回は、スタッフへの質問コーナー第1弾です。製造スタッフの江上にお話を聞きました。現場でしか聞けないリアルな声をお届けします。
🔍【ここがポイント】
造り手ならではのこだわりや、実際に現場で感じたことをそのままご紹介しております。
スタッフもほとんどが未経験からスタートしており、日々模索と挑戦の中でウイスキー造りに携わっております。
質問:
「蒸溜所ができて3年目ですが、ウイスキー造りの中で特に面白いと感じる工程や瞬間はありますか?」
回答:
「1つの製造工程でも考え方次第で可能性を広げられるところに面白さを感じます。
例えば、再溜のミドルカットも「良い香りを本溜に入れる」のか「悪い香りを本溜に入れない」のかでは結果として同じ作業をしているようで、大きく違った結果が生まれると思います。
そして何より、そうやって創意工夫を凝らした製造の良し悪しが分かるのが何年も先のことになるところにロマンを感じます。」
質問:
「ウイスキー造りの知識をどのように学んでいますか?」
回答:
「ウイスキー造りの知識の得方についてこだわりはありません。本でも文献でも、先人たち直接質問をしたりと色々ありますが、大事にしているのは疑問や改善したい箇所があった際は、必ず自分で仮説を立てて、検証を行うようにしています。」
質問:
「製造スタッフとして、できたての原酒を試飲する機会はありますか?」
回答:
「元々は素人としてのスタートでしたので、試飲の際、特にニューポットは良し悪しも分からない状態でした。そもそもニューポットなんて製造する前は飲んだこともなかったので。でも自社のニューポットを含め、色々と経験を重ねると感じ方の幅が広がりました。」
質問:
「ウイスキーをこれから楽しみたい初心者に、製造者としてのおすすめの楽しみ方やアドバイスはありますか?」
回答:
「ウイスキーはたくさんの飲み方がありますが、本人が一番美味しく感じられる方法が正解だと思っています。邪道も美味ければ王道です。私は最近、強ピートとジンジャーエールを1:5ぐらいで飲むのにハマってます。」
今後も皆さまに、ウイスキー造りの裏側や私たちの日常をお伝えできればと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。