蒸溜後に残る液体も、その熱も。ウイスキー造りに生かす工夫

ウイスキー造りでは、蒸溜器からウイスキーを取り出したあとにも、重要な工程が続いています。
飛騨高山蒸溜所では、1回目の蒸溜後に残る液体「ポットエール」の熱を、次の仕込みに活用しています。
・ポットエールとは?
ポットエールとは、1回目の蒸溜を終えた際に蒸溜器に残る液体のことです。
蒸溜直後は高温の状態にあり、飛騨高山蒸溜所では、この熱を次の工程に生かしています。
・残った熱を、翌日の仕込みへ
蒸溜後のポットエールは、熱を保ったまま専用のタンクへ送られます。
そして翌日、その熱を利用して、もろみを温めます。
液体同士を混ぜることなく、熱だけを移すことで、次の蒸溜工程を効率よく進められるようにしています。
・熱を渡し終えた液体の行き先
もろみに熱を渡し終えたポットエールは、毎回、運び出し用のタンクへ移し替えます。
その後、外部の企業へ引き渡しています。(引き渡し後用途:養豚向け飼料および発酵飼料の配合原料など)
蒸溜によって生まれるものだけでなく、その過程で残る液体や熱にも目を向けること。それも、ウイスキー造りを支える大切な工夫のひとつです。
飛騨高山蒸溜所では、これからも日々の製造工程や、普段はなかなか見ることのできない造りの裏側を発信してまいります。
