【Q&A】造り手に質問してみた ~日々進化する、練達の技~

【Q&A】造り手に質問してみた ~日々進化する、練達の技~

今回は、スタッフへの質問コーナー第4弾です。製造スタッフの倉田にお話を聞きました。現場でしか聞けないリアルな声をお届けします。

【ポイント】
造り手ならではのこだわりや、実際に現場で感じたことをそのままご紹介しております。
スタッフもほとんどが未経験からスタートしており、日々模索と挑戦の中でウイスキー造りに携わっております。

📌質問:
製造過程で原料が蒸留されていく中で、香りや味わいがどう変わっていくのか、実際に体験して驚いたことはありますか?
💬回答:
例えば、マリスオッターという品種は、糖化工程で濃厚な甘さや、みたらし、べっこう飴のような芳醇な香りへと変化します。また、蒸留工程では、アルコール度数のわずかな変化が香りに劇的な違いをもたらす点も驚きです。ある香りが消えたかと思うと全く新しい香りが現れ、この繊細な変化がとても興味深く、何度経験しても不思議に感じます。

📌質問:
ウイスキー造りを始める前と今とで、自分自身の中で変わったことや成長を感じる部分はありますか?

💬回答:
ウイスキー造りを始めて、嗅覚が鋭くなり、表現力が豊かになったと成長を感じています。また、様々な状況を経験する中で、ウイスキー造りの奥深さでもある温度の影響を敏感に察知できるようになりました。これらの変化は、ウイスキー造りには欠かせないものでした。

📌質問:
今造っているウイスキーが完成して世に出るとき、どんな気持ちでそれを迎えたいですか?

💬回答:
ウイスキーは、その土地の風土や時間を閉じ込めた「液体のタイムカプセル」。誰かの特別なひとときに寄り添うことを願うとともに、自分自身がそれを飲む時どんな気持ちになるのかも楽しみにしています。

今後もフォロワーの皆さまに、ウイスキー造りの裏側や私たちの日常をお伝えできればと思います。
ご質問や感想など、コメントでいただけると嬉しいです。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。