ウイスキー×飛騨牛
先日、高山市江名子町にある小林農園さんにお邪魔しました。
小林農園さんは繁殖用の母牛を飼育し、子牛を育てて出荷する繁殖農家さん。なんと300頭もの母牛を飼育されています。
そして産まれる子牛は飛騨牛など肉牛として皆様のもとへ旅立つ牛たちです。
さて、なぜ今回、小林農園さんを訪れたかといいますと…
小林農園さんでは飛騨高山蒸溜所の「麦粕(ドラフ)」を活用してくださっているからです。
ウイスキー造りでは、大麦麦芽にお湯を加え糖化させて麦汁を取りますが、その際に大量の麦粕がでます。
他地域の蒸溜所ではこの麦粕を家畜の餌にして活用されているそうで、「飛騨の地でもこの循環サイクルを作りたい」という想いにご協力くださったのが小林農園さんです。
麦粕は母牛の餌として活用いただいています。
小林さんによると、牛たちが初めて麦粕を口にした際は、驚いた様子だったそうで、そんなお話にもほっこり。
今ではおいしそうにモリモリ食べてくれています!
最後までキレイに舐めている様子に、とても嬉しくなりました。
飛騨高山蒸溜所の麦粕を食べた母牛が、元気な子牛が産んでくれますように…
蒸溜所の副産物である麦粕が同じ飛騨の地で活用される循環サイクルがはじまりました!!
これから誕生する飛騨牛の遺伝子には、飛騨高山蒸溜所のウイスキー麦粕と私たちの想いも入っていくのかも!と思うと、ワクワクする飛騨高山蒸溜所一同です。
今後も歴史ある飛騨の様々な事業と、新しく始まったウイスキー造りが協力・連携していけたらと思っております。
小林農園さんありがとうございます!